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コリフォドン (亜成体)
コリフォドン科の動物は既に絶滅してしまった大型の哺乳類です。この化石は大型哺乳類としては日本で最も古いものの1つです。頭骨がほぼ完全に残されています。まだ乳歯が見られ、成熟していない(大人でない)ことがわかっています。 |
コリフォドン (成体)
同じくコリフォドン科の化石で、成体(大人)の下アゴの部分です。コリフォドン科の化石は日本から5点しか報告されておらず、内3点は御所浦からのものです。これは、歯の並びのわかる非常に状態の良い化石です。他に肋骨なども見つかっています。 |
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同じく日本最古の大型哺乳類コリフォドンの化石です。アゴの一部が残され、歯が並んでいるのがわかります。コリフォドンはカバとは違いますが、水辺に生息し、草を食べていたと考えられ、カバに似た生活をしていていました。 |
奇蹄類としては日本最古の化石です。奇蹄類はサイ、ウマ、バクといった哺乳類ですが、これはバクの仲間になります。この時代の北半球にはバクの仲間がたくさん生息していました。この化石はアゴの一部に臼歯が残されたもので、他にも犬歯ともう1本の臼歯が見つかっています。 |
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裂歯類としては日本で3番目に発見されたものです。左の下顎の歯や骨の一部のほか、頸椎(首の骨)や上顎の歯などが残されていました。歯はかなり摩耗しており、かなり年老いた個体のものであると考えられます。野生動物がこれほどの歯になるまで長生きすることは稀です。 |
赤崎層からは、いくつかのほ乳類化石が産出する貴重な地層です。御所浦からもこれまで知られているだけでも、コリフォドンの仲間とトロゴサスの仲間、バクの仲間が見つかっています。これは、どんなほ乳類かはわかっていませんが、大きさから大型ほ乳類であることがわかります。 |
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